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▽シェインバウム氏は米国との合意の一環として、フェンタニルが米国に流入するのを阻止するために、1万人の州兵を米国国境に派遣するとしている。
2025年2月5日/メキシコ、北部チワワ州シウダー・フアレス、国境警備に当たる治安部隊(AP通信)

メキシコ北部チワワ州シウダー・フアレスで5日、州兵による国境パトロールが始まった。

州兵たちは米テキサス州の国境フェンス沿いをパトロール。一部の隊員は梯子やロープを持っていた。

現地メディアによると、ティフアナの国境付近でも迷彩服を着た州兵と警察官の姿を確認できたという。

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は今週初め、トランプ(Donald Trump)米大統領と電話会談を行い、麻薬の流入を阻止するために米国との国境により多くの法執行機関を配備することを約束。米政府はこれを受け、関税発動を1カ月延期した。

シェインバウム氏は米国との合意の一環として、フェンタニルが米国に流入するのを阻止するために、1万人の州兵を米国国境に派遣するとしている。

トランプ氏は過去1年間で不法移民とフェンタニルの流入が大幅に減少したにもかかわらず、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言した。

トランプ氏はシェインバウム氏との電話会談で米国製の銃がメキシコに流入するのを防ぐためにより多くのことをすると約束している。

メキシコ北部の空港には4日、最初の部隊が政府専用機で到着。その一部が5日から国境パトロールを開始した。

メキシコ政府によると、シウダー・フアレスには少なくとも1650人、ティファナには1949人の州兵が派遣される予定。

シウダー・フアレスはメキシコで最も治安の悪い都市のひとつ。麻薬組織「シナロアカルテル(Sinaloa Cartel)」の支援を受けるギャングなど、複数の武装集団が支配権を争っている。

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