◎吊り橋上で就任式を行っていた市長を含む10人以上が小川に飛び込んだ。
メキシコのメディアは7日、南部モレロス州クエルナバカ市の小川に架かる吊り橋が崩壊し、そこで就任式を行っていた市長を含む10人以上が小川に飛び込んだと報じた。
地元メディアによると、市長は吊り橋を「市の観光名所のひとつ」と誇らしげ宣伝していたという。
崩壊した吊り橋は最近改修されたばかりと伝えられている。崩壊の様子を記録した映像には、橋板が勢いよく落ちる様子が映っている。
市長と市議会議員を含む地元関係者は3mほどの高さから河床に落下した。
市長は事故後の会見で、「橋の上でジャンプしていた人がいた」と語った。「橋の上でジャンプすべきではありません」
当局によると、就任式の関係者やジャーナリストが橋の上に大勢集まり、重量制限をオーバーした可能性があるという。
クエルナバカ市は声明で、「市長、市議会議員4人、市職員2人、地元記者1人が負傷し、担架で運び出された」と述べている。市長は軽症だった。
当局は「数人が骨折の疑いで治療を受けている」と声明を出した。
モレロス州政府によると、この吊り橋は2021年に始まった州のリバーウォーク建設計画には含まれておらず、それ以前に建設されたものだという。
メキシコシティのすぐ南に位置するクエルナバカ市は豊富な水源と温暖な気候に恵まれ、避暑地として親しまれている。