◎ペレス氏は同州出身の先住民族で、日曜礼拝を終え、教会を離れようとした直後に襲われた。
2024年10月20日/メキシコ、南部チアパス州、著名なカトリック司祭が射殺された現場近く(AP通信)

メキシコ南部チアパス州で先住民族や農家を支援してきた著名なカトリックの司祭が何者かに射殺された。警察が20日、明らかにした。

それによると、殺害されたのは同州カトリック教会のぺレス(Marcelo Pérez)氏。同州サン・クリストバル・デ・ラス・カサス市でバンに乗っていたところ、2人組に撃たれ死亡したという。

ペレス氏は同州出身の先住民族で、日曜礼拝を終え、教会を離れようとした直後に襲われた。

地元メディアによると、ペレス氏はカトリックの司祭として20年間コミュニティに奉仕し、犯罪、暴力、土地紛争が多発するチアパス州の山岳地帯の紛争に仲介者として参加していたという。

ペレスは暴力に反対する数回のデモ行進を率い、殺害予告を受けたこともあった。

チアパス州知事室はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ペレス司祭に対する卑劣な攻撃を最も強い言葉で非難する」と書き込んだ。

警察が関係者から話しを聞くなどして逃げた2人組を追っている。

チアパス州はグアテマラと国境を接し、移民の町して知られている。

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