◎地元警察は運転手が何らかの理由でハンドル操作を誤ったとみて捜査している。
メキシコ南部オアハカ州で旅客バスが道を外れて谷底に転落し、少なくとも27人が死亡、20人が重軽傷を負った。地元当局が5日に明らかにした。
それによると、事故は同州郊外の先住民族が多く住む地区で発生。バスは道路を外れ、約25m下の谷底に激突・大破したという。
同州政府はツイッターに声明を投稿。「1歳半の幼児を含む27人が死亡し、約20人が重軽傷を負った」と明らかにした。20人のうち数人は重体だという。
地元警察は運転手が何らかの理由でハンドル操作を誤ったとみて捜査している。運転手の安否は明らかにされていない。
報道によると、バスの運転席と乗客席は完全に押しつぶされていたという。
バスは首都メキシコシティを出発し、オアハカ州郊外の人里離れた小さな山村に向かっていた。
地元メディアは警察筋の話しとして、「乗客の大半がオアハカ州出身の出稼ぎ労働者とみられる」と伝えている。