メキシコ、USMCA見直しに先立ち協議プロセス開始
USMCAは北米の3カ国が経済関係を強化するために締結した自由貿易協定であり、2020年7月1日に発効した。
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メキシコ政府は17日、米国・メキシコ・カナダ貿易協定(USMCA)の運用に関する情報を収集するため、協議プロセスを開始したと明らかにした。
エブラルド(Marcelo Ebrard)経済相は自身のSNSに動画を投稿。「この協議と評価は貿易協定の見直しに先立って実施される」と述べた。
USMCAは定期的に3カ国で見直しを行うことを義務付けている。
協定の見直しは2026年初頭に予定されているが、メキシコ当局は今年中に協議が開始され、見直しによってメキシコと米国の貿易関係に関する不確実性が解消されることに期待を表明している。
シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は17日の定例会見で、3カ国が同時にUSMCAの協議開始を発表することで合意したと語った。
またシェインバウム氏は18日にカナダのカーニー(Mark Carney)首相と会談する予定であることを確認。「貿易協定と二国間関係に関する問題について話し合う」と付け加えた。