メキシコ・バノルテ銀行「通期業績に悪影響を及ぼす可能性」
この見通しは中央銀行が今年中に政策金利を1.0%引き下げるという予想に基づいている。
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メキシコの金融機関バノルテ銀行は23日、為替変動と配当支払いが今年残りの期間、同社の業績に悪影響を及ぼす可能性があると警告した。
同社は前日、25年第2四半期(4~6月)の純利益が4%増加したと報告。貸付ポートフォリオの二桁成長が業績を支えた。
バノルテの株価はアナリスト向けの電話会議中に3.5%上昇した。
経営陣は23日、通貨ペソが米ドル建ての収入の価値を低下させることで業績を損なう可能性があると指摘する一方、通期の見通しは維持した。
また経営陣はペソが「1ドル=17~18ペソ」まで下落するという圧力が加わる中、20を超えると有益になると指摘した
アナリストはペソが年末時点で「1ドル=19ペソ」付近で推移すると予想している。
この見通しは中央銀行が今年中に政策金利を1.0%引き下げるという予想に基づいている。
これは米FRBで予想される0.5%の利下げを上回るもので、金利差が縮小し、ペソに圧力をかける可能性がある。