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▽メキシコ政府高官は先週、ワシントンDCで政府高官と会談し、貿易と安全保障政策について協議した。
2025年3月3日/メキシコ、首都メキシコシティの大統領府、シェインバウム大統領(ロイター通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は3日、米国が関税をかけるという脅しを実行に移すかどうか様子を見ていると記者団に語った。

シェインバウム氏は定例会見で、「3月4日に米政府が関税を課した場合に備え、バックアッププランを用意している」と述べた。

またシェインバウム氏は「その詳細については明日話すことになると思うが、米国が何をしようと、メキシコは準備ができている」と強調した。「我々はプランB、C、Dを持っています...」

トランプ(Donald Trump)大統領は先週、メキシコとカナダの輸入品に対する25%の関税を予定通り3月4日に発動させると表明。フェンタニルを含む違法薬物の流入が続いていると指摘した。

またトランプ氏はそれに合わせて中国に対し、さらに10%の追加関税を上乗せすると明らかにした。

トランプ氏は米国に輸入される全ての鉄鋼・アルミニウム製品に25%の関税を課す大統領令や「相互関税」令にも署名済みだ。これは4月に発効する予定。

メキシコ政府高官は先週、ワシントンDCで政府高官と会談し、貿易と安全保障政策について協議した。

トランプ氏はメキシコとカナダのフェンタニルや移民流入対策に不満を示し、両国が必要な措置を取るまで関税を続けると警告している。

シェインバウム氏はワシントンでの会談を「友好的」と評し、「米側との協調はこれまでのところ非常にうまくいっている」と述べた。

メキシコは貿易の多様化を模索しているが、地理的な条件から、短期的に大きな変化を起こすことは難しいとみられる。

両国の貿易総額は昨年、8000億ドル(約120兆円)を超えた。

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