メキシコ北部で機動隊と武装集団が衝突、13人死亡

事件はシナロア州クリアカン近郊で発生。治安部隊は4人を拘束し、この集団に拘束されていた人質9人を救出したという。

メキシコ北西部シナロア州で身元不明の武装集団が治安当局を襲撃し、激しい銃撃戦の末、襲撃者13人が死亡した。ハルフッシュ（Omar Garcia Harfuch）治安・市民保護相が3日、明らかにした。

それによると、事件はシナロア州クリアカン近郊で発生。治安部隊は4人を拘束し、この集団に拘束されていた人質9人を救出したという。

それ以上の詳細は明らかになっていない。

X（旧ツイッター）で共有された動画には機動隊員が車に向けて発砲する様子が映っていた。

シナロア州では昨年9月から世界最大の麻薬組織「シナロア・カルテル」の派閥間の争いが激化し、数百人が死亡、民間人も大勢巻き込まれたとされる。

シナロア州を含む北部の米国国境地域ではシナロア・カルテルや麻薬組織「ハリスコ新世代」を含む複数の麻薬カルテルやギャングが何年も前から血生臭い縄張り争いを繰り広げてきた。