◎この旅客機は離陸予定時間から4時間経っても「ピクリ」とも動かず、さらに換気もされず、水も配られず、多くの乗客が体調不良を訴えたが、航空会社は何の措置も講じなかったとされる。
メキシコのベニート・フアレス国際空港で旅客機の非常ドアを開け、主翼の上を歩いた男性が逮捕された。地元メディアが26日に報じた。
それによると、事件は25日に発生。滑走路で離陸を待っていた旅客機の乗客が航空会社の対応に激怒し、非常ドアを開けたとされる。
男性は警察に引き渡された。
しかし、数十人の乗客が男性への支持を表明。怒りの請願書をソーシャルメディアに投稿した。
それによると、この旅客機は離陸予定時間から4時間経っても「ピクリ」とも動かなかったという。さらに、換気もされず、水も配られず、多くの乗客が体調不良を訴えたが、航空会社は何の措置も講じなかったとされる。
乗客少なくとも77人が手書きの請願書に署名し、航空会社と空港を非難。「殺すつもりか」「殺人飛行機」とX(旧ツイッター)に書き込むユーザーも登場した。
ネットに投稿された声明文には「彼は皆を守るために、皆の支持を得て行動した」と書かれている。
空港は声明で、「グアテマラ行きの便に搭乗していた乗客が非常ドアを開け、翼の上に立ち、その後、機内に戻った」と明らかにした。
空港はセキュリティ規則に基づき、この男性を当局に引き渡したとしている。
SNSで共有された請願書は数万件のいいねと怒りの声を集めた。「彼は恐ろしい遅延がもたらした酸素不足とそれがもたらす健康被害から私たちを守ったのです。彼は私たちの命を救った...」