メキシコ25年11月前半インフレ率3.61%、上昇に転じる
中央銀行は現在の景気減速がインフレ抑制につながると見込む一方、コアインフレを押し上げる潜在的な物価上昇圧力が差し迫った懸念材料となっている。
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メキシコの国家統計局INEGIが24日、最新の経済統計を公表した。
それによると、25年11月前半の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.61%増、市場の予想を上回った。
ロイター通信のエコノミストは3.56%と予想していた。
中央銀行は現在の景気減速がインフレ抑制につながると見込む一方、コアインフレを押し上げる潜在的な物価上昇圧力が差し迫った懸念材料となっている。
食品やエネルギーを除くコアインフレ率は前年同月比4.32%増、前月の4.24%を上回った。
中銀は今月初めの金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引き下げ、7.25%に設定。利下げは4会合連続であった。
市場は中銀が年末までに金利を7.00%に引き下げると予想。その後の利下げについてはインフレ率次第としている。
