メキシコ首都で「世界最大のサッカー教室」ギネス認定
イベントは今年開催されるFIFAワールドカップに向けた機運を高める目的で企画された。
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メキシコの首都メキシコシティで15日、約9500人が参加する大規模なサッカー教室が開かれ、「世界最大のサッカー教室」としてギネス世界記録に認定された。会場となった市中心部の広場は巨大な練習場に変わり、多くの市民がボールを蹴りながら一体となって記録達成を祝った。
イベントは今年開催されるFIFAワールドカップに向けた機運を高める目的で企画された。メキシコは米国・カナダとともに大会を共催し、開幕戦は6月にメキシコシティのアステカ・スタジアムで行われる予定だ。主催者は「スポーツを通じて社会の結束を強める」ことをテーマに掲げ、家族連れや子ども、サッカー経験のない市民まで幅広い参加を呼びかけた。
当日は広場一面に参加者が集まり、指導者の合図に合わせてドリブルやパス、ボールコントロールなどの基本練習を一斉に行った。約40分にわたる公開レッスンで、参加者は整然とした動きでトレーニングを続け、広場は歓声と音楽に包まれた。ギネス世界記録の公式審査員が参加人数を確認した後、記録達成を認定した。
今回の記録は2025年6月に米ワシントン州シアトルで行われたサッカー教室の1038人というこれまでの記録を大きく上回るものとなった。主催者によると、9500人もの参加者が同時にサッカーの練習を行うのは前例のない規模で、広場は巨大なサッカー教室さながらの光景になったという。
会場には元プロ選手やコーチも参加し、ステージ上から指導を行った。観客席の代わりに広場の石畳が練習場となり、参加者は国旗の色である緑、白、赤のユニフォームやTシャツを身に着けてボールを蹴った。周囲では太鼓の演奏や音楽が流れ、祝賀ムードの中で紙吹雪が舞うなど、祭りのような雰囲気に包まれた。
参加した市民の1人はAP通信の取材に対し、「とても楽しかった。できなかったことができるようになった」と笑顔で語り、別の参加者は「ワールドカップがこの街に戻ってくるのは特別なことだ」と期待を示した。地元サッカー倉図のコーチも「アステカ・スタジアムは多くの伝説を生んできた。ここでワールドカップが開かれるのは魔法のようだ」と語った。
メキシコは1970年と1986年にワールドカップを開催、ブラジル代表のレジェンド「ペレ」やアルゼンチン代表の「ディエゴ・マラドーナ」が優勝した大会として知られる。今回の大会は同国にとって3度目の開催となり、歴史的な節目として注目を集めている。
巨大なサッカー教室はワールドカップを前に市民の期待を高める象徴的なイベントとなった。主催した市当局は今回の記録について、「スポーツが人々を結びつける普遍的な言語であることを示した」と強調、大会開幕に向けた盛り上がりは今後さらに高まりそうだ。
