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▽米国蒸留酒協会によると、2024年1~9月の米国のメキシコ産テキーラ輸入額は38億ドルで前年同期比13%増。ウイスキー、ジン、ラム、ブランデー、ウォッカの合計輸入額を上回った。
メキシコ、ハリスコ州のバー、テキーラ(Getty Images)

メキシコのテキーラメーカーが「トランプ関税」に備えている。

ハリスコ州の蒸留所アステカ・ワインズ・アンド・スピリッツの責任者は17日、ロイター通信の取材に対し、「この業界では季節雇用から原料の一括調達まで、長い時間をかけて計画を立て、テキーラを製造している」と語った。

トランプ(Donald Trump)米大統領は今月初め、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税、中国に10%の追加関税を課す大統領令に署名。2月4日に発効する予定であったが、トランプ氏はその後、メキシコとカナダへの関税発動を1カ月延期した。

アステカ・ワインズ・アンド・スピリッツ社は現在、テキーラの製造を停止している。

同社の責任者はロイターに、「現在、蒸留を停止し、世界情勢を注視している」と語った。「どうか彼らが物事をよく考えて、そのようなことをしないように祈っています...」

トランプ氏はメキシコとカナダの麻薬・移民流入対策に不満を示し、関税圧力の結果、両国はフェンタニルと不法移民対策を強化した。

米国蒸留酒協会によると、2024年1~9月の米国のメキシコ産テキーラ輸入額は38億ドルで前年同期比13%増。ウイスキー、ジン、ラム、ブランデー、ウォッカの合計輸入額を上回った。

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