▽ミチョアカン州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、その大半が世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルとつながりのあるギャングの支配下に置かれている。
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メキシコ西部ミチョアカン州で治安部隊が犯罪組織の拠点を急襲し、12人を殺害、9人を逮捕した。ハルフッシュ(Omar Garcia Harfuch)治安・市民保護相が18日、明らかにした。
それによると、治安部隊は17日、麻薬カルテルの統治下にあるミチョアカン州郊外の集落にある犯罪組織の拠点を家宅捜索したという。
ハルフッシュ氏はソーシャルメディアへの投稿で、「海軍主導の作戦で海兵隊員3人が負傷した」と明らかにした。
またハルフッシュ氏は逮捕した9人について、「殺人、恐喝、誘拐などの犯罪に関与している」と説明したが、組織名には言及しなかった。
この犯罪組織は海上での麻薬密売に関与したとされる。治安部隊は家宅捜索の結果、武器、爆薬、防弾チョッキなどを押収したとのこと。
ハルフッシュ氏は「治安部隊は激しい抵抗に直面したため、武力行使を余儀なくされた」と強調した。
ミチョアカン州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、その大半が世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルとつながりのあるギャングの支配下に置かれている。
地元メディアはミチョアカン州の銃撃戦について、シナロア・カルテルのライバルであるハリスコ新世代とつながりのある一味が標的になったと報じた。
米国務省は2月、シナロア・カルテルやハリスコ新世代など、中南米の8つの麻薬組織を「外国テロ組織」に指定した。