▽地元テレビ局は関係者の話しとして、「3人は地元のタコス店で食事をしていたところ、正体不明の武装兵に銃撃された」と伝えている。
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メキシコ西部ハリスコ州グアダラハラのレストランで米国務省の仕事を請け負っていたメキシコ人セキュリティコンサルタントが何者かに射殺された。
この男性と一緒に働いていた元FBI捜査官によると、事件は16日の午後9時過ぎに発生。男性はハリスコ州の警察官を対象とするセキュリティとインテリジェンスのトレーニングコースを修了したばかりの同僚のインストラクター2人と食事をしているときに襲われたという。
元FBI捜査官はLinkedInに投稿したメッセージの中で、「彼は過去2年間、メキシコシティとケレタロ州で国務省国際麻薬・法執行局のためにメキシコの警察官に麻薬対策のクラスを教えていた」と述べた。
警察によると、この男性を含む2人が死亡、3人目の男性が意識不明の重体。容疑者は車で逃走した。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「3人は地元のタコス店で食事をしていたところ、正体不明の武装兵に銃撃された」と伝えている。
グアダラハラの米国領事館は声明で、「亡くなった男性は現在、国務省と契約していない」と述べた。
ハリスコ州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの宿敵であるハリスコ新世代の本拠地がある。
メキシコはシリアやアフガンなどの紛争地を除いて、世界で最も危険な国のひとつであり、麻薬戦争の犠牲者は35万~40万人、それに巻き込まれて行方不明になった人は12万人以上と推定されている。