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▽トランプ氏は20日、麻薬カルテルを外国テロ組織に指定する大統領令に署名。メキシコ、コロンビア、ベネズエラなどの麻薬カルテルが対象となる。
メキシコのシェインバウム大統領(Getty Images)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は21日、トランプ(Donald Trump)米大統領が麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定したことについて、問題解決の役に立たないと指摘し、政府はその法的影響に備えていると述べた。

トランプ氏は20日、麻薬カルテルを外国テロ組織に指定する大統領令に署名。メキシコ、コロンビア、ベネズエラなどの麻薬カルテルが対象となる。

これにより、麻薬カルテルは国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)、イエメンの親イラン武装組織フーシ派などと同じ扱いを受けることになった。

シェインバウム氏は定例会見でトランプ氏の大統領令に言及。「組織犯罪との戦いには役立たない」と主張したうえで、「起こりうる経済的影響を分析するための弁護士チームが設置されている」と明らかにした。

またシェインバウム氏は、「米政府とこの問題について協議する用意がある」とした。

トランプ氏はメキシコから流入する麻薬を根絶すると公言。メキシコ政府のカルテル対策を批判し、全輸入品に25%の関税を課すと警告している。

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