▽事件は9日に発生。指名手配されている男を逮捕するために現場に投入された州警察の精鋭部隊を率いる隊長が被弾し、その後死亡した。
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メキシコ・バハカリフォルニア州ティファナで米国籍の男が警察官を殺害した。州警察が11日、明らかにした。
それによると、事件は9日に発生。指名手配されている男を逮捕するために現場に投入された州警察の精鋭部隊を率いる隊長が被弾し、その後死亡したという。
容疑者の氏名は公表されていない。当局によると、容疑者は清掃員に変装して現場から逃走したという。
ロイター通信は治安筋の話しとして、「この男は米国でも殺人容疑で指名手配されている」と報じた。
AP通信によると、在メキシコ・米国大使館はこの事件に関する質問を受け付けなかったという。
メキシコは何十年もの間、米国の法執行から犯罪者の「避難場所」と見なされてきた。
国家警察は2002年にグリンゴ・ハンターズというニックネームの精鋭部隊を立ち上げ、米当局と協力して国境を越えた逃亡者を逮捕している。
当局によると、亡くなった警察官はこの部隊のティファナ分隊長を8年間勤め、メキシコに逃亡した米国人逃亡者の逮捕を目的とした作戦を400回以上指揮したという。