◎事故はドゥランゴ州近郊にある軍事基地近くで12日に発生した。
メキシコ北部ドゥランゴ州で軍用ヘリコプターが墜落し、乗組員3人が死亡した。国防省が13日、明らかにした。
それによると、事故はドゥランゴ州近郊にある軍事基地近くで12日に発生。墜落したのは空軍が運用するベル412で、乗組員3人全員の死亡が確認された。
ドゥランゴ州はゴールデン・トライアングルと呼ばれる麻薬生産地域のひとつであり、軍はヘリや航空機などを使ってこの地域をパトロールしている。
ヘリが墜落した原因は不明。州警察と軍が現場周辺を封鎖し、調査に当たっている。
オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は13日の定例会見でこの事故に言及。「ヘリは高圧送電線に接触し、墜落した可能性がある」と述べた。
北部シナロア州では昨年、海軍のヘリが墜落し、乗組員14人全員が死亡。墜落の原因は燃料切れと結論付けられた。