メキシコ当局、盗まれた燃料300万リットルを押収 タバスコ州
当局は29日に同州郊外にある敷地を捜索。国営石油会社ぺメックス(PEMEX)のパイプラインからの盗まれたとみられる燃料を押収した。
.jpg)
メキシコ当局が南部タバスコ州で違法に貯蔵されていた燃料300万リットルを押収した。政府が30日、明らかにした。
それによると、当局は29日に同州郊外にある敷地を捜索。国営石油会社ぺメックス(PEMEX)のパイプラインからの盗まれたとみられる燃料を押収した。
国家安全保障会議は声明で、「捜査当局は18台の車両、3台の機械、および石油を含む300万リットルの燃料が入った3904個の金属製コンテナを押収した」と明らかにした。
シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は30日の定例会見で、「この押収は燃料の輸入から販売までの追跡システムに関する捜査当局の最近の取り組みと関連している」と述べた。
ペメックスは長年、メキシコ全土で違法なパイプライン接続による原油と精製製品の盗難に悩まされてきた。
当局は過去数週間、タバスコ州で150万リットルの燃料、北東部タマウリパス州では米国から到着した船舶を拿捕し、1000万リットルの燃料を押収した。
ペメックスは25年第1四半期(1~3月)に日量162万バレルの原油とコンデンセートを汲み上げた。地元製油所での処理量は前年同期比5%減の日量93万6000バレルであった。