メキシコ当局、麻薬カルテルの支配地域で20人の遺体収容
シナロア州には世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの本拠地がある。
.jpg)
メキシコ当局が北西部シナロア州で20人の遺体を発見し、その多くがバンの中に遺棄されていた。州検察が6月30日、明らかにした。
それによると、16人の遺体はバンの中に押し込まれ、残り4人は州都クリアカン近郊の高速道路の橋に下に遺棄されていたという。
ロイター通信は当局者の話しとして、「20人のうち6人は首を切り落とされていた」と伝えている。
シナロア州には世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの本拠地がある。
同州と周辺地域では合成麻薬フェンタニルを含む違法薬物の製造と密輸ルートをめぐるカルテル・ギャング抗争が激化している。
これらの麻薬の多くが米国に密輸されている。
トランプ米政権は2月、シナロア・カルテルやその宿敵であるハリスコ新世代など、中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定。今月初めにはシナロア・カルテルの一派である「ロス・チャピトス」も外国テロ組織に指定した。