メキシコ当局、ベネズエラの麻薬組織「トレンデアラグア」の現地リーダー逮捕
トレンデアラグアはベネズエラ北部アラグア州の刑務所で創設されたギャング。ベネズエラ当局は23年にこの組織を解体したと主張しているが、幹部の行方は分かっていない。
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メキシコ政府は4日、首都メキシコシティでベネズエラのギャング「トレンデアラグア」の現地リーダーとされる29歳の男を逮捕したと発表した。
それによると、この男はトレンデアラグアのメキシコ支部のリーダー兼運営者とみられる。
当局はこの男が複数の容疑で指名手配されていたと説明したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
トレンデアラグアはベネズエラ北部アラグア州の刑務所で創設されたギャング。ベネズエラ当局は23年にこの組織を解体したと主張しているが、幹部の行方は分かっていない。
米国務省は2月、トレンデアラグアやメキシコのシナロア・カルテルなど、中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定した。
近年、770万人以上のベネズエラ人が経済混乱から逃れ、他のラテンアメリカ諸国や米国へ移住する中、トレンデアラグアは拡大を続けてきた。
米当局は一部の米都市を悩ませる暴力や違法薬物取引にトレンデアラグアが関与していると非難している。