◎与党・国家再生運動(MORENA)はこの日、メキシコシティの前市長であるシェインバウム(Claudia Sheinbaum)氏を大統領選の公認候補に正式に指名した。
メキシコ・首都メキシコシティで18日、オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領と与党・国家再生運動(MORENA)に抗議する集会が開かれ、数千人が参加した。
地元メディアによると、他の都市でも数百人規模のデモ行進が行われたという。
デモを主催した野党は選挙管理委員会に対し、6月2日に予定されている大統領選の自由と公正を守るよう呼びかけ、MORENAの議員が汚職を繰り返していると主張した。
MORENAはこの日、メキシコシティの前市長であるシェインバウム(Claudia Sheinbaum)氏を大統領選の公認候補に正式に指名した。
シェインバウム氏はオブラドール氏の熱烈な支持を受けており、同国初の女性大統領になる可能性が高まっている。
最新の世論調査によると、MORENAの支持率は他の野党を大きく上回っている。労働者階級の権利や賃金を大きく引き上げるという同党の公約は今も高い支持を得ているようだ。
オブラドール氏は昨年、同国の選挙管理機関の予算を大幅に削減。監視機能を弱めたと非難されている。
オブラドール氏はこの予算削減に異議を唱えたメディアを激しく非難。この政策に待ったをかけた司法が「保守系野党の陰謀に加担した」と主張していた。
大統領府近くの広場に集まったデモ隊は「オブラドールを追い出せ」と叫んだ。
保守系野党・国民行動党(PAN)は女性のガルベス(Xóchitl Gálvez)上院議員を大統領選の公認候補に指名している。