メキシコ当局がFIFAと会合、W杯の安全対策を確認、カルテル暴力激化
会合にはメキシコ政府の治安責任者や各州当局、FIFA関係者らが参加し、試合会場周辺の警備、観客や関係者の移動手段、緊急時の対応など、大会運営に関わる安全対策を確認した。
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2026FIFAワールドカップ前に、国際サッカー連盟(FIFA)とメキシコ政府は4日、同国で開催される試合の安全対策を確認するための協議を行った。大会を控える中、麻薬カルテルを巡る暴力事件の発生を受け、警備体制を改めて点検する狙いがある。
会合にはメキシコ政府の治安責任者や各州当局、FIFA関係者らが参加し、試合会場周辺の警備、観客や関係者の移動手段、緊急時の対応など、大会運営に関わる安全対策を確認した。メキシコでは首都メキシコシティ、グアダラハラ、モンテレイの3都市で計13試合が予定され、各都市の警備当局も協議に加わった。
2026W杯は米国、カナダ、メキシコの3カ国共催で、開幕戦は6月11日にメキシコシティのアステカ・スタジアムで行われる予定だ。メキシコはW杯3度目の開催となり、国際的な注目が集まっている。
一方で、同国で麻薬カルテル「ハリスコ新世代(CJNG)」の首領ネメシオ・オセゲラ・セルバンテス(通称エル・メンチョ)容疑者が軍事作戦で殺害されたことをきっかけに暴力事件が相次ぎ、治安への懸念が強まっている。軍による作戦後には道路封鎖や治安部隊への攻撃などが各地で発生し、数十人が死亡したと報じられている。
こうした状況を受け、メキシコ政府は大会に向けた安全確保に万全を期す方針を強調している。シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は4日の定例会見で、W杯観戦のために訪れる観光客やサポーターの安全は「十分に保証されている」と述べ、大会開催に支障はないとの認識を示した。
FIFA側もメキシコ当局と連携し、警備や交通、観客管理などの計画を継続的に見直す方針だ。大会を目前に控え、主催者は国際的なスポーツイベントにふさわしい安全環境の確保を目指し、警備体制の強化を進めている。
