▽パナマ外務省は3月、マルティネリ氏の亡命を許可した。
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中米パナマのマルティネリ(Ricardo Martinelli)元大統領が亡命先のコロンビアに到着した。コロンビア当局が10日、明らかにした。
それによると、マルティネリ氏は首都パナマシティの在ニカラグア大使館から空港に向かい、コロンビア当局が準備した専用機に搭乗したという。
マルティネリ氏はマネーロンダリング裁判で実刑が確定して以来、在ニカラグア大使館で暮らしていた。
パナマ国家警察は3月、マルティネリ氏に対する国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)のレッドノーティスを求める司法省の要請を拒否したと明らかにした。
レッドノーティスはICPOが加盟国の申請により発行する通知。その国で逮捕状が出ている人物を特定し、発見したら手配元の国に引き渡す方向で協力するよう各国に要請するものである。
パナマ当局は声明で、「1928年の亡命に関する条約と1933年の政治亡命に関する条約に定められた義務を完全に遵守し、マルティネリ元大統領に大使館から空港までの安全な移動を提供した」と述べた。
コロンビア外務省はマルティネリ氏への亡命許可について、「政治的理由で迫害されている人々を保護するというコロンビアのヒューマニズムの伝統の一部である」と説明している。
パナマ外務省は3月、マルティネリ氏の亡命を許可した。