ローマ・カトリック教会の司祭逮捕、未成年者を虐待 メキシコ

逮捕されたのは修道会「キリスト軍団(Legion of Christ)」のメンバーであるアントニオ・カブレラ。数年間にわたり未成年者を虐待したとして首都メキシコシティの空港で逮捕された。
メキシコ、首都メキシコシティの国際空港(Bloomberg)

メキシコの国際空港でローマ・カトリック教会の司祭が未成年者への性的虐待の疑いで逮捕された。当局が12日、明らかにした。

それによると、逮捕されたのは修道会「キリスト軍団(Legion of Christ)」のメンバーであるアントニオ・カブレラ(Antonio Cabrera)。数年間にわたり未成年者を虐待したとして首都メキシコシティの空港で逮捕された。

検察当局は声明で、「裁判所の命令に基づき、11日夜に容疑者を逮捕した」と述べた。

当局は容疑者が2004年、2007年、2011年に未成年者を虐待したと説明。24年12月に調査を開始したとしている。

虐待はメキシコシティ郊外のナウカルパンで起きたとされている。検察は容疑者が空港にいた理由を明らかにしていない。

キリスト軍団は創設者(死亡後、小児性愛者であることが判明)の事件をはじめ、複数の性的虐待に関与してきた。

キリスト軍団は12日の声明でカブレラが逮捕されたことを確認。当局からこの事件に関する情報は受け取っていないが、捜査に協力する用意があると述べた。

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