グレナダ裁判所、米国籍の夫婦殺害した逃亡犯3人に実刑判決

首謀者とされる30代の男は2件の終身刑、20代の男は殺人罪で懲役60年、強盗罪で懲役18年、その他様々な罪で懲役10数年、20代前半の男は殺人罪で懲役56年を言い渡された。
2024年2月23日/カリブ海の島国セントビンセント・グレナディーン、セントビンセント島の港(AP通信)

カリブ海の島国グレナダの裁判所は1日、米国籍の夫婦が乗っていたヨットを奪い、2人を殺害したとして、被告3人に実刑判決を言い渡した。

現地メディアによると、首謀者とされる30代の男は2件の終身刑、20代の男は殺人罪で懲役60年、強盗罪で懲役18年、その他様々な罪で懲役10数年、20代前半の男は殺人罪で懲役56年を言い渡されたという。

3人は昨年、グレナダの刑務所から脱走。その後、夫婦のヨットを乗っ取り、セントビンセント・グレナディーンのセントビンセント島に逃亡した。

地元メディアによると、検察は3人が夫婦を縛り、口を塞いだ後、海に投げ捨てたと主張。判事は3人が夫婦を殺害したと認めたという。

夫婦の遺体は見つからなかった。

グレナダ当局によると、3人は24年2月18日に脱走。首都セントジョージズの港でヨットを奪い、セントビンセント島に向かったという。

夫婦はカリブ海東部をクルージング中であった。

3人は脱走の3カ月前に強盗罪、強姦罪、強制わいせつ罪、傷害罪などで起訴されていた。

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