◎ジャマイカの治安部隊は長い間、過剰な武力行使で非難されてきた。
ジャマイカの治安当局は今年上半期、犯罪捜査の中で容疑者とされる市民を100人以上を射殺もしくは負傷させた。現地メディアが3日に報じた。
陸軍と警察の活動を調査する独立調査委員会が2日に公表したレポートによると、今年1~6月に発生した治安当局が関連する106件の事件(64件が殺人)のうち、ボディカメラが使用されていたケースは1件のみだったという。
中央政府は今年4月、警察にボディカメラ400台を導入したと発表していた。
ジャマイカの治安部隊は長い間、過剰な武力行使で非難されてきた。同委員会はレポートの中で「2019年以降、市民が射殺される事件が増加している」と報告した。
昨年治安部隊に射殺された市民は134人。2021年は127人だった。
このような案件で起訴された兵士・警察官はほとんどいない。理由は正当防衛である。
警察庁は長い間、銃器を多数所持するギャングが支配する危険な地域で多くの警察官が働いているとして、この告発を退けてきた。
同委員会は治安部隊に対する疑惑を調査するために2010年に設立された。