パナマ25年GDP+4.5%増予測、不確実性も=国際通貨基金
IMFはパナマの25年の経済成長率を4.5%増と予想。2030年まで年間4%の成長を続けるとしている。
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国際通貨基金(IMF)は25日、中米パナマの経済が順調に成長すると予測した。
パナマの経済は中米最大の銅山である「コブレ銅山」が23年11月に操業を停止したことで打撃を受けたが、回復しているようだ。
この操業停止は世界の銅供給に影響を与えた。
IMFはパナマの25年の経済成長率を4.5%増と予想。2030年まで年間4%の成長を続けるとしている。
24年のGDP伸び率はプラス2.9%であった。
IMFは声明で、「パナマ経済はコブレ銅山の閉鎖の影響から回復している」と述べた。
またIMFは「同国の経済は回復を継続すると予想しているが、重大な下振れリスクと高い不確実性にも直面している」と付け加えた。
さらに、「内閣が承認した支出削減計画が完全に履行されれば、25年の財政目標も達成可能となる」とした。
コブレ銅山の推定埋蔵量は31億トンにのぼり、フル稼働時には年間30万トン以上の銅を産出。世界の銅生産量の約1.5%を占める規模であった。