IMF理事会、メキシコ向け240億ドルの信用枠を承認
これは2009年以降で11件目の同種枠組みとなり、融資枠の規模は2017年のピーク時(約880億ドル)から縮小している。
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国際通貨基金(IMF)は14日、理事会がメキシコ向けの新たな240億ドル規模の信用枠を承認したと発表した。
IMFは声明で、「これは対外リスクに対する緩衝材として機能するものであり、同国が近年、予防的基金への依存を着実に減らしていることを踏まえた措置である」と説明した。
またIMFは「メキシコ当局は新たな枠組みを予防的措置として扱い、約350億ドルの既存枠を解約する意向である」と明らかにした。
これは2009年以降で11件目の同種枠組みとなり、融資枠の規模は2017年のピーク時(約880億ドル)から縮小している。
IMFは「融資額の縮小はメキシコ経済の緩衝機能と回復力の強化を反映している」と説明した。
メキシコ中央銀行によると、政府の財政基盤が堅調で資本流動の急変に対する脆弱性が低下していることを理由に、新たな信用枠を2年間延長し、利用限度額を引き下げるようIMFに要請していた。
しかし、IMF幹部は最近、メキシコ経済がトランプ関税の影響で逆風に見舞われていると指摘していた。
