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▽カストロ氏は元旦のテレビ演説でトランプ次期政権が移民の強制送還に踏み切れば、米国との軍事協力を再考すると警告した。
ホンジュラス、首都テグシガルパ郊外の駐留米軍基地(Getty Images)

中米ホンジュラスカストロ(Xiomara Castro)大統領がトランプ(Donald Trump)米次期大統領の圧力に屈しない姿勢を見せ、熱狂を巻き起こしている。

カストロ氏は元旦のテレビ演説でトランプ次期政権が移民の強制送還に踏み切れば、米国との軍事協力を再考すると警告した。

「私たちの兄弟を追放するという敵対的な政策が現実になれば、我が国は米国との協力政策、特に軍事的な分野での協力の変更を検討せざるを得なくなるでしょう...」

またカストロ氏は「米国は何十年もの間、一銭も支払うことなくホンジュラス領内に駐留を続けてきたが、もしホンジュラス人が大量に追放されれば、対応を改めることになる」と強調。トランプ政権が対話に応じることを望むと付け加えた。

ホンジュラスの首都テグシガルパ郊外にはソト・カノ空軍基地である。これはホンジュラス軍の基地だが、米国は1983年以来この基地に多くの米兵を展開し、中米における人道的・麻薬対策ミッションの拠点としてきた。

この基地は陸軍の統合任務部隊ブラボーの本拠地となっている。

トランプ氏は1月20日に就任次第、不法移民を一掃すると表明しているが、具体的なやり方には言及していない。

多くのホンジュラス人がカストロ氏の演説を歓迎。一部の左派勢力は中国との連携をさらに強化すべきと主張している。ホンジュラスは23年3月に中国と外交関係を結び、台湾と断交した。

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