◎国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、ロペス氏は北部トコアにおける河川と森林を保護する活動に長年携わっていた。
ホンジュラス、首都テグシガルパ(Getty Images)

中米ホンジュラスの農村部で著名な環境活動家が殺害され、米国を含む多くの国が深刻な懸念を表明した。

ホンジュラスのカストロ(Xiomara Castro)大統領は17日、環境活動家のロペス(Juan López)氏が14日に殺害されたことを確認したと声明を出し、警察が殺人事件として捜査していると明らかにした。

カストロ氏はX(旧ツイッター)に「私はロペス氏の家族、同志、友人たちとの連帯を表明する」と投稿した。

米国務省や国連も深刻な懸念を表明。ホンジュラス政府に対し、容疑者を追及し、同じような事件を防止をするよう促した。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、ロペス氏は北部トコアにおける河川と森林を保護する活動に長年携わっていた。

ロペス氏は14日、トコア郊外で何者かに銃殺された。それ以上の詳細は明らかになっていない。

ロペス氏が加盟する保護団体RedContraVAの活動家3人も昨年、何者かに殺害されている。

ロペス氏は生前、複数の殺害予告を受け、ホンジュラス当局と米州人権委員会の保護下に置かれていた。

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