◎ボートはハイチとドミニカの国境近くにある町を出港し、2日遅くに転覆した。
2021年9月28日/中米ハイチ沖、移民を乗せたボートと沿岸警備当局(U.S. Coast Guard)

ハイチ当局は3日、南部の海岸付近で過積載のボートが転覆し、1人が死亡、14人が救助されたと発表した。

市民保護局によると、ボートはハイチとドミニカの国境近くにある町を出港し、2日遅くに転覆。生存者のうち1人は重体だという。

同局は声明で、「数人が行方不明とみられ、捜索活動を続けている」と報告した。

AP通信の取材に応じた港湾当局者によると、ボートには約600袋の小麦粉と15人以上が乗船し、明らかに過積載であったため、出港を許可しなかったという。

しかし、船長は命令を無視して荷物を運ぶと言い張り、出港してしまった。

港湾当局者はAPに「船長は再三の警告を無視して出港した」と語った。

ハイチ南部の天候は2日遅くから大荒れとなっており、悪天候は3日遅くまで続くと予想されている。

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