◎男性は殺害される直前、カルテルの検問所を通過し、目をつけられたとみられる。
メキシコ北西部ソノラ州で麻薬カルテルの手下とみられる武装集団が米国人男性を殺害した。警察が30日、明らかにした。
それによると、米アリゾナ州在住の男性は10月18日、ソノラ州内の米国国境に近いガソリンスタンド付近で射殺されたとういう。
男性は殺害される直前、カルテルの検問所を通過し、目をつけられたとみられる。
ソノラ州検察は声明で、「米国人男性を殺害したホンジュラス人とその仲間が治安部隊に発砲したため、その場で射殺された」と述べた。
それによると、ホンジュラス人の容疑者は大統領府の元警護隊員で、逮捕状が発行されていたという。それ以上の詳細は明らかになっていない。
メキシコの麻薬カルテルはしばしば中南米の元軍人をリクルートする。
州検察は男性の殺害に関与した疑いで別の2人を逮捕したと明らかにした。1人は世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの関連組織「デルタ」の構成員であった。