◎ケレタロ州は比較的治安の良い州のひとつとされるが、近年、ゲレロ州の麻薬カルテルが進出し、治安の悪化が懸念されている。
メキシコ中部ケレタロ州のバーで銃撃があり、10人が死亡、13人が負傷した。警察が10日、明らかにした。
それによると、事件はゲレロ州の境界に近い町の中心部にあるバーで9日に発生。武装した複数人が発砲し、車で逃走したという。
州警察は声明で、「正体不明の武装兵が店内で銃を乱射し、10人が死亡、13人が病院に搬送され、襲撃に関与した1人を逮捕した」と明らかにした。
陸軍と警察が現場から逃走した車を追跡している。
ソーシャルネットワークで拡散された防犯カメラの映像には4人組がバーに入ってきて、いくつかのテーブルで食事をしている人々に発砲する様子が映っていた。
地元メディアよると、病院に搬送された13人のうち2人が重傷。
警察は逮捕した1人の身元と認否を明らかにしていない。
ケレタロ州は比較的治安の良い州のひとつとされるが、近年、ゲレロ州の麻薬カルテルが進出し、治安の悪化が懸念されている。
ゲレロ州の支配権を争う麻薬組織ファミリア・ミチョアカーナと他のカルテル・ギャングの対立は数年前から激化し、警察官を含む多くの民間人が巻き込まれている。