地震の被災地に火事場泥棒、地元住民が捕まえ焼き殺す=報道

南部サカテペケスの集落の住民5人が地震で損傷した住宅に忍び込んだ泥棒をリンチした。
中米グアテマラ、首都グアテマラシティ(Getty Images)

中米グアテマラで火事場泥棒が地元住民に処刑された。現地メディアが11日に報じた。

同国では今週、首都グアテマラシティを含む広い範囲で地震が相次ぎ、少なくとも7人が死亡、数千人が避難を余儀なくされた。

地元メディアによると、南部サカテペケスの集落の住民5人が地震で損傷した住宅に忍び込んだ泥棒をリンチしたという。

内務省は声明で、「地元住民で構成される自警団は地震で損傷した住宅に入った泥棒を捕まえ、暴行し、どこかに連行した」と述べた。

地元テレビ局は目撃者の話しとして、「自警団は泥棒を棒や石で殴打し、焼き殺した」と伝えている。

警察はコメントを出しておらず、逮捕者が出たかも分かっていない。

同国では8日午後から地震が相次ぎ、マグニチュード3.0~5.7の地震と余震が150回以上発生した。

被害の全容は明らかになっておらず、政府と自治体が調査している。

グアテマラは環太平洋プレート上に位置し、大きな地震が定期的に発生している。

1976年に発生したM7.5の地震では2万2000人以上が死亡した。

SHARE:
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします