◎グアテマラの人々がスプートニクVに疑問を抱いているのか、それともロシアがイヤなのかは明らかになっていない。
3月1日、グアテマラ政府はロシア産コロナワクチン「スプートニクV」100万回分の期限が切れたと明らかにした。
コマ保健相は記者会見の中で、「多くの国民がロシアのワクチンに拒否反応を示しており、接種した人はほとんどいなかった」と述べた。「国民はスプートニクVを拒絶しています...」
保健省のデータによると、2回接種を終えた人は人口の約30%、少なくとも1回接種した人は40%にとどまっている。グアテマラ政府はスプートニクVと米国のジョンソン・エンド・ジョンソンワクチンの緊急使用を承認している。
国民がスプートニクVに疑問を抱いているのか、それともロシアがイヤなのかは明らかになっていない。
コマ保健相は記者団に対し、「政府はワクチンの有効性を国民に広く訴えてきたが、残念ながらスプートニクVは拒絶された」と述べた。
一部の地元メディアは、「政府は約1,100万ドル(13億円)を使ってゴミを購入した」と痛烈に批判した。
スプートニクVはファイザーやモデルナとは異なり、1回目と2回目で異なる成分のワクチンを接種する。以前の報道によると、製薬会社は製造プロセスが複雑な2回目のワクチンの製造に苦労しているとのこと。
今回破棄された100万回分は1回目のワクチンで、コマ保健相によると、2回目のスプートニクV170万回も3月中に期限を迎える。