グアテマラ大統領「米国からの移民受け入れ準備できている」
米ワシントンDCの連邦裁判所は8月31日、同伴者がいない移民の子供をグアテマラに送還することを差し止める仮処分命令を出した。
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中米グアテマラのアレバロ(Bernardo Arévalo)大統領は1日、米国から同伴者がいない移民の子供を週約150人受け入れる準備と意思があると表明した。
アレバロ氏は首都グアテマラシティの記者団に対し、自国政府が米国と連携して同伴者のいない未成年者を受け入れる準備を進めていると語った。
またアレバロ氏は「彼らを送還する決定、人数、ペースは米国政府の判断に委ねられており、ご覧の通り現在法的な争いがある」と述べた。
米ワシントンDCの連邦裁判所は8月31日、同伴者がいない移民の子供をグアテマラに送還することを差し止める仮処分命令を出した。
トランプ政権はグアテマラ政府と保護者がいない移民の子供たちを同国へ送還する計画を立て、今週末にも送還を開始する予定であった。
全国移民法センター(NILC)は児童10人を代理し、計画の一時差し止めを求めた。
ワシントンDCの判事は児童が国外退去手続き中であるとの見解を示し、14日間の送還停止を命じるとともに、緊急審理を命じた。
同伴者のいない子供は亡命やその他申請が処理される間、法律により強化された保護を受ける権利がある。
トランプ(Donald Trump)米大統領は移民と合成麻薬フェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。南部のメキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。