グアテマラ議会が「反ギャング法案」可決、テロ組織に指定
同法により、ギャング組織は「テロ組織」に指定されることになる。
.jpg)
グアテマラ議会(一院制、定数160)は21日、政府がギャング対策に充てる資源を拡充する反ギャング法案を可決した。
同法により、ギャング組織は「テロ組織」に指定されることになる。
同法は「バリオ18」と「MS-13(マラ・サルバトルチャ)」をテロ組織に指定し、犯罪で有罪判決を受けたギャングメンバーの刑期を延長するとともに、ギャングメンバー専用の新刑務所建設を命じている。
長年棚上げされていた本法案は、今月初めにバリオ18の構成員20人が刑務所から脱獄したことを契機に推進された。
この警備上の失態を受け、アレバロ(Bernardo Arévalo)大統領は先週、治安担当の高官3人の辞任を受け入れた。
アレバロ氏は法案採決前、「この脱走はギャングによる組織的な犯罪行為であり、当時の内相が刑務所内のギャングに対する条件強化を進めていたことにギャング側が不満を抱いていたためだ」と語った。
隣国エルサルバドルは同様の法律で自国領内のギャング組織を壊滅させることに成功している。
-1.jpg)
エルサルバドルの「ギャング非常事態令」の現状、懸念も
このギャング非常事態令は治安改善という目に見える成果をもたらした一方で、法の支配や人権保障を犠牲にしている。 2025年3月16日