グアテマラ大統領「米国と新たな移民協定結んでいない」

アレバロ氏は27日の記者会見で、移民に関する新たな協定は締結されておらず、グアテマラは現在、今年2月にルビオ米国務長官と締結した協定に基づいて移民の受け入れを続けていると述べた。
2025年6月26日/グアテマラ、アレバロ大統領(右)とノーム米国土安全保障長官(AP通信)

グアテマラのアレバロ(Bernardo Arévalo)大統領は27日、米国と「他国からの移民を受け入れる協定」に署名していないと表明し、ノーム(Kristi Noem)国土安全保障長官の発言に反論した。

ノーム氏とアレバロ氏は26日に首都グアテマラシティで会談。両国は米税関・国境警備局(CBP)の職員がグアテマラシティの空港で勤務し、容疑者のスクリーニング方法を現地の職員に指導することを認める共同安全保障協定に署名した。

ノーム氏はその後の声明で、「安全な第三国協定」と呼ぶ移民の受け入れに関する署名済みの文書も受け取ったと発言していた。

ノーム氏はホンジュラスでも同様の協定を結んだと述べ、「これは重要な成果である」と強調していた。

アレバロ氏は27日の記者会見で、移民に関する新たな協定は締結されておらず、グアテマラは現在、今年2月にルビオ(Marco Rubio)米国務長官と締結した協定に基づいて移民の受け入れを続けていると述べた。

この協定では、グアテマラは自国民だけでなく、他の中米諸国の移民も帰国途中の通過地点として受け入れることが規定されている。

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