メキシコ石油タンクローリー爆発、死者8人に、90人負傷
事故は市中心部の高速道路の下を走る幹線道路で10日に発生。20台を超える車が爆発・火災に巻き込まれた。
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メキシコの首都メキシコシティで石油タンクローリーが爆発した事故について、当局は11日、死者数が8人に増加し、90人余りが病院で治療や手当てを受けていると明らかにした。
事故は市中心部の高速道路の下を走る幹線道路で10日に発生。20台を超える車が爆発・火災に巻き込まれた。
ソーシャルメディアで拡散した動画には、全身に火傷を負った生存者がよろめきながら路上を歩き、助けを求める様子が映っていた。
ブルガダ(Clara Brugada)市長は声明で、「死者数が8人に増え、67人が入院中、うち22人が意識不明の重体である」と明らかにした。
警察によると、このタンクローリーは液体プロパン(LPG)4万9500リットルを搭載していた。
タンクローリーは道路上で横転し、爆発したと伝えられている。
警察によると、予備調査の結果、このタンクローリーは危険物を輸送する際に必要な保険に加入していなかったことが判明した。会社側はこれを否定している。
事故の原因は明らかになっておらず、警察が関係者から話しを聞いている。タンクローリーの運転手の安否も不明である。
シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は11日、この事故を受け、燃料輸送をより安全にするための新たな対策を確立するよう関係閣僚に指示したと述べたが、詳細は明らかにしなかった。