ギャングメンバーが人質に取った刑務官11人を解放 グアテマラ

政府報道官は12日深夜に刑務官が解放されたことを確認したが、詳細は明らかにしなかった。
中米グアテマラの刑務所(Getty Images)

中米グアテマラの首都グアテマラシティにある2つの刑務所で刑務官を人質に取ったギャングのメンバーが11人の刑務官を解放し、当局に対し、収監中のリーダーを他の施設に移すよう要求した。現地メディアが13日に報じた。

政府報道官は12日深夜に刑務官が解放されたことを確認したが、詳細は明らかにしなかった。

報道によると、当局は2つの刑務所の支配権を取り戻したという。刑務官を人質に取ったギャングがどうなったかは不明である。

両刑務所では12日早朝に暴動が発生。刑務官たちは中米最大のギャング「マラ・サルバトルチャ(通称MS-13)」と「バリオ18」のメンバーに拘束された。

暴動で被弾した刑務官と受刑者がその日のうちに治療を受けるため搬送された。

受刑者たちがSNSで拡散した動画には目隠しをされ手足を縛られた刑務官の姿が映っていた。

ある動画では受刑者の代表とみられる男が声明を読み上げ、ギャングのリーダーを以前収容されていた刑務所に戻すよう要求していた。

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