ハイチギャングが警察の装甲車襲撃、運転手死亡、警察官2人負傷
事件は丘陵地帯のケンスコフ地区で週末に発生。この地域では数カ月前からギャングによる襲撃が相次いでいる。
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ハイチの首都ポルトープランス近郊で武装ギャングが警察の装甲車を襲撃し、警察官2人が負傷、運転手1人が死亡した。地元当局が15日、明らかにした。
それによると、事件は丘陵地帯のケンスコフ地区で週末に発生。この地域では数カ月前からギャングによる襲撃が相次いでいる。
地元ラジオ局は国家警察の声明を引用し、「重武装ギャングが装甲車に向けて火炎瓶を投げつけ、運転手がハンドル操作を誤り、装甲車ごと渓谷に転落した」と伝えている。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
国連のグテレス(Antonio Guterres)事務総長は13日、ポルトープランス北部の漁村で少なくとも42人の市民が武装ギャングに殺害されたことを非難し、暴力の即時終結を呼びかけた。
ハイチはここ数十年の慢性的な政情不安、独裁政権、自然災害などにより、アメリカ大陸で最も貧しい国のひとつとなっている。2010年の大地震では20万人以上が死亡、その復興が進まぬ中、21年に地震が発生した。