ハリケーン・ガブリエル、カテゴリー4に発達、アゾレス諸島方面へ
カリブ諸国のハリケーンシーズンは6月から11月末まで続く。
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米国立ハリケーンセンター(NHC)は22日、英領バミューダ沖で発生したハリケーン・ガブリエルが勢力を増し、カテゴリー4に発達したと発表した。
NHCは声明で、カリブ諸国の市民にガブリエルの進路に注意し、地元気象台の最新情報を確認するよう促した。
NHCによると、ガブリエルは22日夜までにバミューダ島の東南東を通り過ぎるとみられる。最大風速は60メートル、時速19キロの速さで北北東に進んでいる。
ガブリエルはアゾレス諸島の西方約3230キロに位置し、NHCは今後数日間、北東方向へ進み続けると予測している。ガブリエルは週末までに同諸島に接近する可能性がある。
NHCはガブリエルが23~24日にかけて勢力を弱め、速度を増すと予想している。
米国東部とカリブ諸国の一部でガブリエルに関連する波浪警報・注意報が発令されている。
<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)
カリブ諸国のハリケーンシーズンは6月から11月末まで続く。この時期は大西洋で発生する熱帯低気圧が強化され、ハリケーンへと発達しやすくなる。特に8月から10月にかけては活動が最も活発で、海水温が高く大気の不安定性が増すことから、強力なストームが発生する傾向が強い。カリブ海は大西洋熱帯低気圧の通り道に位置しており、バルバドス、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、バハマ諸島など多くの島国が直接的な影響を受けやすい。