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8000人の犯罪歴抹消、元検察官らに実刑判決 ドミニカ

被告たちは犯罪歴を抹消する見返りに報酬を受け取っていた。
ドミニカ共和国、首都サントドミンゴの通り(AP通信)

中米ドミニカ共和国の裁判所は28日、強姦犯や殺し屋を含む数千人の犯罪記録を恣意的に抹消した容疑で起訴された9人の被告に対し、懲役6~10年の実刑判決を言い渡した。

元検察官を含む9人は起訴内容を認めていた。

捜査当局によれば、被告たちは政府職員の協力を得て数千人の犯罪記録を消去していたという。

首都サントドミンゴの裁判所は検察の主張を認め、「被告たちは犯罪者たちの犯罪歴がシステムに表示されないよう、身分証明書の番号を修正していた」と説明した。

また判事は「この改ざんにより、犯罪者たちはシステムから事実上抹消された」と述べた。

この不正は2017年に始まり、元検察官、元警察官、公安の職員とその親族が関与していた。

当局によると、被告たちは犯罪歴を抹消する見返りに報酬を受け取っていたという。

被告たちは殺人や麻薬密売などの重大犯罪で告発された人々の犯罪歴など、8000件以上を抹消した。

記録が抹消された人の中には判決待ちの人もいれば、起訴されていない人もいた。

ドミニカでは犯罪歴のある人々は旅行、仕事探し、銀行ローンの取得などで苦労することが多い。犯罪歴は量刑にも影響を与える。

この摘発は「ホーク作戦」と名付けられ、23年8月に終了。合計12人の容疑者が贈収賄、マネーロンダリング、テロ資金供与、武器・弾薬関連法違反などの罪で起訴され、うち3人の起訴はその後棄却された。

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