メキシコの薬物リハビリ施設で火事、12人死亡
メキシコの民間運営の薬物リハビリテーション施設はしばしば虐待的、非合法、規制されていないうえ、資金不足の状態にある。
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メキシコ中部グアナフアト州の薬物リハビリテーション施設で火事があり、12人が死亡、3人が負傷した。地元当局が1日、明らかにした。
それによると、火災は州都グアナフアト郊外の地区で1日早朝に発生。出火原因は明らかになっておらず、消防と警察が調べている。
地元メディアは被害者がリハビリ施設内に閉じ込められていたと報じたが、真偽は不明である。
メキシコの民間運営の薬物リハビリテーション施設はしばしば虐待的、非合法、規制されていないうえ、資金不足の状態にある。過去には麻薬カルテルの標的になったこともある。
グアナフアト市当局は声明で、被害者と遺族に哀悼の意を表し、葬儀代を負担すると表明した。
グアナフアト州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、世界最大の麻薬組織「シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)」やNo2の「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」、麻薬組織「湾岸カルテル」などが支配権をめぐって長年抗争を繰り広げてきた。