▽政党交付金は政党の活動を助成する目的で国庫から交付される資金である。
中米エルサルバドルの議会（一院制、定数60）は12日、政党交付金を廃止する法案を圧倒的賛成多数で可決した。
地元メディアによると、法案は賛成58ー反対2で可決され、ブケレ（Nayib Bukele）大統領の署名で成立する。
ブケレ氏はX（旧ツイッター）への投稿で、「各政党は2019年に私たちが自力で寄付を集めたように、自分たちで資金を調達することができる」と書いた。「税金で政治活動？あり得ない話です。お金は自力で稼ぐものだ！」
政党交付金は政党の活動を助成する目的で国庫から交付される資金である。
議会は先月、憲法改正プロセスの変更を批准した。以前は国会で提案・承認した後、次の国会で批准する必要があった。
現在は議員の4分の3以上が賛成すれば、憲法を改正できる。
ブケレ氏の与党・新思想党（NI）の議席は54。その同盟政党が3議席を占めている。
地元の人権団体は政党交付金廃止を非難。「強力な政党が寄付を独占し、少数政党が選挙で勝利する可能性が低くなる」と主張した。
