◎この兵士は入国管理官らとともにリゾート地「プンタカナ」のハイチ人が居住する地区で不法移民を捜索していた。
中米ドミニカの捜査当局は19日、隣国ハイチから母親と一緒に避難した14歳の少女をレイプしたとされる空軍兵士の逮捕状を発行したと明らかにした。
それによると、この兵士は入国管理官らとともにリゾート地「プンタカナ」のハイチ人が居住する地区で不法移民を捜索していたという。
捜索にはこの兵士を含む空軍の関係者15人が参加していた。
少女の母親は入国管理官と名乗る男が今月初めにプンタカナの自宅に押し入り、娘をレイプしたと主張している。
AP通信はこの事件に詳しい関係者の話しとして、「捜査当局はプンタカナの捜索に関与した兵士を全員呼び出し、事情徴収を行い、容疑者を特定した」と伝えている。
その後、捜査当局はデ・ラ・クルス(Paulino de la Cruz)という兵士の逮捕状を発行したと明らかにした。
強姦罪で有罪になれば、禁固20年以下に処される可能性がある。
ハイチの首都ポルトープランスではギャング間抗争が激化。この1年で数十万人が国外に脱出し、その一部は隣国ドミニカに身を寄せている。
移民となったハイチ人の多くがビザ要件の緩いニカラグアにわたり、陸路で米国を目指している。