ドミニカ当局、米海軍が破壊した麻薬密輸船を捜索、コカイン押収
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を展開している。
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ドミニカ共和国当局は21日、米海軍がカリブ海の公海上で破壊したボートを捜索し、コカインを押収したと発表した。
同国の麻薬取締局は記者会見で、「米海軍の空爆で大破した高速艇の残骸を捜索し、377個のコカインの包みを発見・回収した」と明らかにした。
この船は約1トンの違法薬物を積んでいたとされる。
当局によると、この艇は本島の南方約150キロ地点で沈没。ドミニカ海軍は米当局と連携し、ドミニカへの入港を試み、米国へのコカイン輸送の「中継地」として利用しようとしていた高速艇の位置を特定し、米海軍が空爆したとのこと。
麻薬取締局の責任者は「米国とドミニカ共和国がカリブ海で”麻薬テロ”に関する共同作戦を実施したのはこれが初めだ」と述べた。
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を展開している。
ホワイトハウスはこれまでに麻薬を積んだ船3隻を別々の攻撃で破壊し、乗船していた十数人が殺害したと報告している。