◎中央政府は犠牲者の遺族に対し、一時金を900ドル、今年12月まで毎月350ドルの経済支援を行うとしている。
ドミニカ共和国政府は21日、サンクリストバルで先週発生した爆発事故の犠牲者32人の遺族に経済支援を行うと発表した。
爆発はサンクリストバルの中心部にあるプラスチック工場で発生。当局は当初、市内のパン工場が爆発したと発表していたが、その後の調査でこれを訂正した。
従業員の家族や関係者が救助隊員の捜索活動を支援している。
当局によると、これまでに32人の死亡を確認。負傷者は50人以上にのぼり、その大半が入院中だという。
中央政府は犠牲者の遺族に対し、一時金を900ドル、今年12月まで毎月350ドルの経済支援を行うとしている。
政府の統計によると、サンクリストバルの昨年の平均月給は約440ドル。国内で2番目に高かった。
爆発の原因は明らかになっておらず、捜査が進められている。消火には3日を要した。
当局によると、犠牲者の身元特定には数カ月かかる見通し。