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警察が容疑者5人射殺、人権団体が非難 ドミニカ

今年警察官が容疑者を射殺したケースは全国で150件以上確認され、24年通年の80件をすでに上回っている。
ドミニカ共和国、首都サントドミンゴ(Getty Images)

ドミニカ共和国の人権団体は11日、警察が容疑者5人を射殺したと発表したことを受け、警察による超法規的殺人が急増していると主張した。

事件は首都サントドミンゴ近郊の都市で10日に発生。警察は容疑者たちが先に警察官に向けて発砲したと主張している。

当局によると、死亡した5人は誘拐、麻薬密売、殺人などの容疑をかけられていたギャングのメンバーであった。

しかし、人権団体はこうした警察による射殺が昨年比でほぼ倍増していると指摘した。

人権団体の代表はAP通信の取材に対し、「昨日の出来事は国家警察による過剰な武力行使とみなされる」と語った。

また代表は「捜査は透明性を保ち、法律で定められた適正手続きの枠組み内で行われるべきだ」と述べた。

APによると、今年警察官が容疑者を射殺したケースは全国で150件以上確認され、24年通年の80件をすでに上回っている。

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