キューバ共産党、インターネット料金値上げを一部撤回、批判高まる中
キューバはパンデミック以来、史上最悪の経済・エネルギー危機に直面している。
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キューバでインターネット料金の値上げに対する批判が高まる中、共産党が学生向けに大幅な値引き価格のインターネットデータプランの提供を開始すると発表した。国営メディアが4日に報じた。
国営通信会社ETECSAは先週、月間平均通信量21.6ギガバイトの約3分の1に当たる6ギガバイトに、補助付きデータプランの上限を設定した。
その後、追加の3ギガバイトの料金は3360ペソ(約1280円)に跳ね上がり、平均月収5839ペソ(約2280円)の過半数を占める水準となった。
多くのプランはドル建てで提供されいる。これは海外に移住した親族が家族と連絡を取るための資金を調達する目的だ。
料金値上げは新たなデータパッケージが利用できない多くのキューバ人の不満を招いた。
ETECSAは2日遅く、学生向けに追加の6ギガバイト(合計12ギガバイト)を同じ割引料金の360ペソ(約145円)で提供すると発表。緊張を緩和したが、多くの人が頭を抱えている。
キューバはパンデミック以来、史上最悪の経済・エネルギー危機に直面している。
専門家によると、世界で最も遅いインターネット接続速度を改善し、通信インフラを維持するためには値上げが必要だという。